これまでの内容

・令和5年3月度

聖徳太子の正体

聖徳太子不在論の背景
「聖徳太子」の名称は死後につけられた諡号であり、他に 厩戸皇子、豊総耳皇子、上宮太子などいくつもの呼び名が伝わるので実在した 人物の真偽は歴史資料に基づ 再検証の必要があるとするのが日本古代史学者の見解と思われる。
聖徳太子否定論者の 代表 は津田左右吉氏であり、古事記と日本書紀などの文字資料の文献考証を研究手法とする学者である。神話を含む天皇家の物語は脚色もあり、史実を正しく反映してはいないので検証しようとする研究姿勢が間違っている。

・・・つづく

・令和5年2月度

一生に一度は本を出版しましょう

① 誰でも無料で書籍を出版し販売できるシステム
② まず本を書く(当たり前!)。
本の内容は数パーセントの人に興味を持たれるような内容にすること。
自分ひとりが興味あることを書いても1冊も売れないため、本を出版する意味はない。
例えば、有名人ではない人の自伝、テーマのないエッセイ・・・

・・・つづく

・令和5年2月度

現代貨幣理論(MMT)と政策立案

そもそのも今回のライフスタイルの会に MMT の議論を提起した発端は、以下の動画を見たからである。
池戸さんは日本経済復活の会・幹事である。
この二人の対談は楽しみであったが、池戸氏は以下のグラフを上げて、政府支出を増やした国は成長率は高い、と結論付けたのだが、成田氏は経済成長率が高いから政府支出を増やすことができた、とも読み取れる、として両者の意見は食い違っていた。

・・・つづく

・令和5年2月度

台湾有事

自由と民主体制を維持、発展させるために健全で自立した市民と成るべく、見識を高めることが大切である。情報を収集・分析し予測されるリスクに、それぞれの立場で事前準備することが大切である。
今回、地政学リスクとして「台湾有事」について研究した。

・・・つづく

・令和5年1月度

AIと民主主義

2年程前に当時の「AI vs. 教科書が読めない子どもたち 新井 紀子」を種本としてAIの状況を説明した。
私の当時の見解は2045年までに汎用AIは実現不可能で、シンギュラリティは到底起こるものではない、といった内容のものであった。
しかし現在、その考えを大きく変えなければならないような事態が起きている。
そして、そのAIと民主主義はどの様に結びつくのか。

・・・つづく

・令和4年12月度

折口信夫と古代研究

2022年12月11日開催の21世紀ライフスタイルの会で取り上げるテーマに関する資料を事前に提出します。
私の好きなNHKの番組に「100分de名著」があります。10月は「古代研究・折口信夫」でした。
ゲスト解説者は国文学者、國學院大學教授の上野誠さんでした。書店にてNHKテキスが販売されるので必ず購入しています。
今回、充分な時間もありませんので、私の興味や気付きを中心に話します。

・・・つづく

・令和4年11月度

直接民主制の実現は可能か?

1. そもそも日本人は民主主義を望んでいるのか? 人民にはそれぞれに主権がある。人民+主権=国民である。
主権とは他の意思に支配されないその人固有のもの。主権を維持するためには義務も伴う。
日本人は長らくあらゆること をお上にゆだねていた。
また、主権を主張するのは日本人的には美徳とされていない。

・・・つづく

・令和4年10月度

参政党とNHK党を分析する

7月10日投票の第26回参議議員選挙で注目された参政党と NHK 党について調査、分析しました。
インターネットは短時間で必要最小限の資料を入手でき、本当に便利で助かります。
先ず、それぞれの政党のキーマンである神谷宗幣と立花孝志について調査します。

・・・つづく

・令和4年9月度

二人の天才の考える民主主義

成田祐輔

●現代民主主義の問題点
民主主義(弱者に寄り添う考え)と資本主義(強者に寄り添う考え)といった相いれない2つの大きな考えが支配した世界

・・・つづく

・令和4年3月度

延命治療とは

1 延命治療、救急救命治療、緩和治療の違い
1.1 延命治療
治る見込みのない患者への治療。一度延命治療を始めるとやめることは困難。
1.2 救急救命治療
救急搬送された場合に1分1秒でも命を伸ばすための治療。仮に死期が近づいた高齢者の容態が変わって、救急車を呼んでしまうと、救急救命治療が始まってしまう。
病院側は救急車を呼ぶ=1分1秒でも延命したい、というシグナルとみなす。

・・・つづく

・令和3年7月度

“脱炭素”社会に向けて~トリウム熔融塩炉の優位性

菅総理大臣は所信表明で,「2050 年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と発言された1).現在世界は2015 年の「国連気候変動枠組条約締約国会議」(パリ協定)をきっかけに,二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする“脱炭素”社会の方向に進んでいる
世界では “脱炭素”社会を実現するために原子力発電が不可欠であると認識されている.本稿では,その中でも最も安全性が高く,コストも安く,期待されるべきトリウム熔融塩炉に関して解説する.

・・・つづく

・令和3年6月度

新世の「資本論」斎藤 幸平

「人新世」とは、新たな地質年代を意味しており、人間の経済活動が地球の表面を覆いつくした新たな時代のこと。
「資本論」とはマルクスの考え方で、資本主義を終焉させるということ。
つまり資本主義を終焉させないと、現在の人類の危機は脱しえない、という内容の本である。
SDGsやグリーンニューディール 、ジオエンジニアリング などの環境にやさしいといわれることも「資本主義の延命化装置」に過ぎないと批判する。

・・・つづく

・令和3年4月度

AIと労働者たち

1. AI とはなにか
現在は第 3 次 AI ブームで、きっかけはビッグデータとディープラーニング。第 2 次ブームを起こしたエキスパートシステムは、汎用性がないため発展性がなく挫折。
AI には 2 種類の意味がある。「真の AI」と「AI 技術」

・・・つづく

・令和2年12月度

明治日本の裏面史

2020年12月

 先ず落合莞爾(おちあいかんじ)氏の生い立ちと、なぜ歴史研究に取り掛かり、書籍の執筆に至ったかを紹介する。
まるで天命により、流れるように落合氏の人生が展開しているように見える。

・・・つづく

・令和2年6月度

新型コロナウイルスの経済的リスクについて

東京都文京区 松井孝司

コロナショックが経済に及ぼす影響

生活者通信第238号の「資本主義は持続可能か?」(メルマガ用修正版)と題する拙稿の中で民主制のもとで資本主義を持続可能とするための私見を「部分と全体の調和を!」のサブタイトルでまとめたが難解な仏教思想に係るため説明のための具体な事例を模索してきた。

・・・つづく