民話をたずねて奥多摩の旅 

                                               世田谷区 澤井正治  梶原さんを委員長とする "21世紀のライフスタイ  が、沢井、軍畑とかの地名が出てくると何となく、 ルを考える特別委員会" 主催で、今年5月開催の教  小説の中の話ではありますが、故郷に来たような気 育フォーラム参加者と都民の会の希望者合同で22日  になりました。後に盲目になってしまう、主人公の ・23日に奥多摩にある民話を語ってくれる民宿へ、  机龍之介はこの地で剣の腕を磨きました。     一泊旅行に行きました。宿は、小林さん(梶原さん   宿へ帰って、風呂・夕食で、夕食時には小林さん の恩師)の学友が経営する荒澤屋ということで、旅  の教え子がさらに加わり、しばし世代を越えた歓談 行の設定の一切合切を小林さんにお願いしました。  が続きました。治田代表の女性観・結婚観は、座に  22日の午前10時に青梅線立川駅に集合と言うこと  出てきていた女性陣から、かなり批判されていまし でしたが、直前に11時集合が10時に繰り上がったた  た。戦前派と戦後派で、結婚観・女性観・人生観は め、間違える人がいるのではないか、と気を揉みま  かなり違うものと思われます。特に第二次大戦につ した。案の定、佐藤御夫妻がお見えにならず、先行  いては風化しつつありますが、実体験したものは語 し、奥多摩駅で再会できるだろうと出発しました。  り継ぐ責務を持っていると思いました。      電車の中では小学生の遠足気分で、こんな旅行も   夕食後、いろり端で投宿した荒澤屋の主人による あったんだな、としみじみ感じました。奥多摩駅に  民話が語られました。三話ほど聞きましたが、小生 到着、あいにくの小雨模様で、ハイキングを強行す  は出身が関西ですので地元の方言がもう少し理解で るか天気の好転を待って翌日まわしにするかの決断  きませんでした。締めは、桐のたんすの落とし話で に迫られました。小林リーダーが直ちに駅頭に居る  落着しました。                 地元の人に訪ねました。すると、明日は晴れる公算   翌日はハイキングです。このために購入した新品 が強い、との返答。小林リーダーいわく、地元の人  のトレッキング・シューズで張り切って行きました。 の勘はあたるものなんだ。             佐藤御夫妻は高齢ですのでバスで行き、昼食時に落 で、ハイキングは翌日とし、近場の神社、博物館  ち合おうということになりました。「奥多摩むかし を見て、時間をつぶすこととしました。まずは腹ご  道」をテクテクと歩きましたが、途中すれ違う登山 しらえ、駅前の食堂でいつもラーメンという人が居  客とはお互いに「こんにちわ」とか「頑張って」を ますが、小生は地元の山菜定食としました。で、地  掛け合い、良いムードでした。むかし道から眺める 元出身の日本画家玉堂の美術館をたずね、しばし日  紅葉はやや時期が過ぎていて、真っ盛りというわけ 本画を鑑賞しました。               ではありませんでした。しかしながら、山の空気は そして、地元の酒蔵、澤之井酒造を見学しました。 快いものでした。                澤之井は村の名の澤井をそのまま使うと気が引ける   とにかく、久しぶりに身体を使う旅でした。男性 ので之を入れて澤之井になりました。創業は古く、  ばかりの旅行だと、翌日に酒が残るのが通常ですが、 100年の歴史を持っているという事でした。醸造過  今回は心地よい疲れということで、また出かけたい 程を見学する中で、最高級銘酒「梵(ぼん)」を飲  と思う旅でした。幹事さん、ありがとう。     みました。梵とは全てということで、すべてを包含                          するという仏教用語です。沢井という村の名は、中  〔参加者〕梶原・西田・佐藤御夫妻・江崎・治田・ 里介山の長編小説「大菩薩峠」で承知していました     澤井・中村・小林・熊田・玉田・大西・花井